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同級生で幼馴染 銀新 短文
しょーがない、夏だからね
※ ※
青春、そして性春――――でも今は夏だから性夏。
「・・・バカ?」
「そんなツレないことゆーなよシンパチくーん」
蝉がミンミン、青い夏空の入道雲、不透明のビンガラスにシュワシュワの炭酸ソーダ
夏、夏、夏、君と夏
君の喉に流れていくソーダになりたい。
「夏ってこんなに熱かったっけ?」
「銀時ソレ、毎年言ってるよね」
「あーっ水浴びしてぇぇぇぇ」
「そだねー。夏休みプール行こうか」
「えっマジっ!?やったー行こう行こう!!」
思い浮かぶは白磁の素肌を晒す君の姿。
君の背中はどんなグラビアアイドルやAV女優なんかよりも綺麗なんだよ。
君が知らないことを俺は知ってるんだよ。
ねえねえ、なんでだと思う?
「なっつやっすみ!なっつやっすみ!」
「なんの歌だよそれぇ」
「プールッ!プールッ!シンパチッ!シンパチッ!シンパチン・・・グハァッ!!!」
「だからナニ歌ってんだお前はぁぁぁぁぁ!!!」
か細い腕から繰り出す剛腕はねーちゃんそっくりだね。
でもね、でもね。君に何かあったら、俺が守ってあげる。
君は可愛いから、周りの男はみんな君を狙う野獣だから。
もしも、プールでナンパされたら俺がソイツをぶっ殺してあげるから。
「銀時、ふらふらしてないでちゃんと運転してよ」
「・・・お前ってほんとねーちゃん似だよね」
君を乗せて漕ぐチャリンコも、通いなれた通学路も大分年季入ってる。
夏休み中でも、また二学期始まっても俺が君を乗せて漕ぐからね。だから、俺からのお願い。
誰のチャリンコのケツには座らないでね。
俺だけのチャリンコに乗ってね。
君を乗せていいのは、俺だけだからね。
「なーっ帰ったら俺んちでジブリ見ようぜー!」
「いいよー今日バイトないし」
「新八ぃ喉かわいたー!俺にもソーダちょうだい?」
「次の信号で止まったらね」
あああああああっ!!欲しい欲しいっ!!
君の炭酸ソーダが欲しいっ!
君が欲しいっ!
思春期の俺は只今、性夏中なんです!
頭の中は君とのえっちな妄想でいっぱいおっぱい僕、元気っ!影山だって云ってたじゃない、ToLOVEると遊べっヤンチャボーイって!
バカでしょ?男ってバカでスケベなの。
可愛くて大好きな子とのひと夏の経験をしたいの。
今年の夏は、君と大人の階段をのぼりたいの。
だから、俺からお願い。
「銀時のえっちぃ・・・」
俺の息子を一人前の男にしてあげて!
「キライ?」
「スキだよ」
「ダメ?」
「・・・ソーダ飲み終わってからね」
青春、そして性春――――でも今は夏だから性夏。
性夏バンザーイ!性夏バンザーイ!
「・・・やっぱりバカ?」
※ ※
>>postman お題より
だって男の子だもの
バカでスケベな銀時くんとちょっとツンな可愛い新八くん
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