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ほ   惚れた弱みを鷲掴み

いちゃいちゃ銀新
短め。











※           ※


「バレンタインチョコ、貰ってないんだけど・・・」

 万事屋で泊まった夜、寝床についた僕を腹ばいに跨った銀さんが言った。
 眠りに落ちる寸前だった僕はとても眠かった。

「・・・そ~でしたっけ」





「あれ?なにその反応。なんか冷たくね?ひどくね?」
「ひどいのはどっちですか。僕もう眠いんですけど」
「いやさ?銀さん気づいちゃったんだよ。アレ、そういえばチョコもらってなくね?ってよ~。ねえねえ、そうだよね?銀さん間違ってないよね?」
「間違ってないですし、銀さんの言ってる事は確かにあってます。先月の14日は銀さん、独房に入ってたじゃないですか」
「あっ!そういえばそうだった。いっけね☆」
「もう~銀さんったら、そそっかしいんだから!問題が解決できて良かったですね。すっきりしたところで、さて寝ましょうか銀さん。明日は朝一で仕事入ってるんですから」
「ああ、それもそうだな。おやすみ~新八」
「おやすみなさい銀さん」

「・・・・・・・」

「・・・・・」

「・・・」


「・・・・・・ってちっげえよおおお!! なにこの3点リーダの数!!マジでうっぜええよ!ここはRPGとちげぇんだぞコラァ!!」
「うるさいな~何が不満なんですか。僕もう眠いんで明日にしてください」
「オイ起きろ新八!銀さんの話はまだ終わってませんよ!」
「う~~~はいはい」
「ハイは一回!!」
「・・・・はぁ~い」

 ごそごそ起きだした僕に、銀さんは上から退いてくれたけれどまだ距離が近い。
 瞼が重くって持ち上がらない。
 銀さんの話とやらを聞いて、さっさと寝たい。

「新八」
「ふぁい・・・はふ」
「銀さんに何か渡すモンはないか」
「ありません」
「そうか・・・って、違う!!そーゆんじゃなくって!」
「んもうっ何ですか銀さん、ちゃんと言ってくれなきゃ僕わかりません!」
「このにぶちんめ!こんなに銀さんを焦らす悪い子はおしおきだ!」
「ギャッ!!!」

 唇に生暖かい何かがベロンって!ベロンって!
 
「ななな何今っって!ギャア!ちょっ、何す、あっ、あ・・・や・・・っ」
「う~ん甘い甘い。やっぱこうでなくっちゃな」

 やだやだ、鼻息荒すぎ。怖すぎ。
 銀さんが僕をペロペロキャンディーみたいにしてくる。
 キャンディーの棒みたいに、銀さんが僕を放してくれない。イヤイヤってしてるのに、返って銀さんを悦ばしちゃうみたい。
 僕は力がでなくなっちゃうし、変に息も吸い辛くって苦しいし。

「ぁ・・・ぁ・・・・・・はっ・・っ・・・・ふ・・・」
「新八ー、イイ子だから息フウフウしてごらん?ほれ」
「ふぅっ・・・ふぅっ・・・・ああっ!」
「よしよし、エライ子エロイ子。銀さんがご褒美にホワイトデーの甘いトロトロの蜜あげちゃうぞ~」
「そ、それっ・・・さい・・・て・・・・あ・・・・ん」

 銀さんがたくさんペロペロするから、僕はドロドロにされちゃった。
 たくさんお尻と身体を揺らされて、どんどん気持ちよくなっていく僕と気持ち良さそうに僕を揺らす銀さん。
 銀さんが僕の気持ちのイイ所をたくさん突くから、僕の頭の中は真っ白になっていった。

「好きだよ新八・・・好き新八・・・」
「あっ・・・!はっ・・・ぼ・・・僕、も・・・ふぅ・・・ん・・・っ」

 上手く舌が回らないからちゃんと言えないけど、伝わったかな?
 銀さんがとても嬉しそうに僕にキスをたくさんしてくれた。


 身体のお腹の中から熱くなって、たくさん汗がでるし銀さんも汗だくだ。
 あーあ、明日お布団干さなきゃ。

 
 










※           ※
>>postman お題より
(前の話で)力尽きた。ホワイトデーって何だっけ?

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