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銀新♀
※ ※
その日、俺のメガネ助手こと新はボロボロの衣服で出勤してきた。
俺は勿論神楽も驚き慌てた。
新はいつも俺たちからダメガネとからかわれ、そしてそれはその通りのダメガネである。
真面目だが神楽がボケれば時にツッコミ時に何故か一緒にボケ、万事屋唯一の良心で俺たちが話の脱線すれば一生懸命に元に戻そうするもののそれが成功したことなど一切ない。
新はいつも男物の袴を穿く。
家事する時動きやすいし、原付に乗る時は便利じゃないですか
それが言い分だが俺たちは知っている。
いざという時、木刀一本で立ち向かうのには女の着物は動きを封じてしまい自分にもそして、守りたい相手にも危険が及んでしまうからだ。
そんな俺たちのダメガネが何故かボロボロである。
いつも清潔な袴を泥に塗れ、長年大切に繕われた裾などは小さく破れている。
覗く白い肌までもが汚れ・・・・ちょっと待てなんだその血。おい誰のだ。まさかおまえ――
「いや落ち着いてください銀さん。顔怖いです。神楽ちゃんもその傘仕舞ってね?定春もねえちょっと、どこ行くの!?そんな威嚇したまま外出たらご近所さんのご迷惑だからっ!ね?」
新の必死な制止と言い訳が万事屋の中に響いた。
破けた胸元のサラシに滴る赤い血を見れば、誰だって最悪な想像に行き着くにきまっているじゃねーか。
てか、なにこいつ
こんな格好で此処まで歩いて来たわけ?
・・・えーなにこいつ、だからダメガネなんだよ。だからパチ恵なんだよ。なんだよパチって。
「いやパチ恵関係ないじゃないですか」
新曰く、自分の血ではない。らしい。
そして返り討ちにしたので無問題。らしい。いや、なんでそこだけ中国語なんだよ。お前は一体何と戦闘してきたんだ。
「大丈夫ですよ銀さん。いくら夜兎族でも女の子には手を出さない案外フェミニストっぽいし、現場から此処まで土方さんと沖田さんがパトカーで送ってくれましたから!」
――だから
「だから、私は大丈夫ですよ!」
――うん、そうだね。
とりあえずお前はたった今から一人歩き禁止な?
※ ※
>>Dear you お題
ちょっと総受っぽい。
個人的には新ちゃんは隠れ巨乳、3Zパチ恵は貧乳微乳
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